デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)
経済産業省・中小企業庁(中小企業基盤整備機構/デジタル化・AI導入補助金事務局)·対象地域: 全国
ひとことで言うと
業務効率化やインボイス・セキュリティ対応のためのソフトウェアやクラウドサービスの導入費用を補助する制度。事務局に登録されたITツールから選んで申請します。2026年度から名称が『デジタル化・AI導入補助金』に変わり、AI活用も後押しされています。
補助上限
最大450万円(枠による)
補助率
1/2〜3/4
募集状況
公募中
準備の目安
2〜4週間
第1次締切 2026-07-21 17:00(通常枠・インボイス枠・セキュリティ対策推進枠)。複数者連携枠は 2026-08-25。以降の回次は順次公表。(次の締切: 2026-07-21)
5S LAB(AI業務最適化ソフト開発)として
ソフトウェア対象5S LABは本制度(2026年版=デジタル化・AI導入補助金)の「IT導入支援事業者(ベンダー)」として中核的に関与できる。AIによる業務最適化ソフトの受託開発・導入を行う立場なので、(1)自社の業務最適化ソフト/AIツールを事務局にITツール登録し、(2)登録ツールを導入したい中小企業に対して交付申請の入力支援・効果報告まで伴走できる。本制度はソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)が必須対象経費で、導入コンサル・設定・研修・保守サポートといった役務も対象になるため、5S LABの開発・導入・運用支援が幅広く補助対象になり得る(最終的な対象可否は公募要領・事務局の確認が必要)。とくに2026年版は名称が「デジタル化・AI導入補助金」に変わり、ITツール検索でも『AI機能あり』が区分表示されるなどAI機能付きツールが明確に補助対象化されたため、AI業務最適化ソフトとの相性は極めて良い(ただしAI機能の有無は支援事業者がツール登録時に申告した内容で判定されるため、登録時の機能記載が重要)。通常枠(業務効率化・AIソフト本体)を軸に、顧客がインボイス制度対応の会計・受発注・決済機能を求めるならインボイス対応類型(PC・タブレット・レジ等のハード同時購入が可能な唯一の枠)、サイバーセキュリティお助け隊サービスを扱うならセキュリティ対策推進枠、複数企業横断のデジタル化なら複数者連携枠と、顧客課題に応じて枠を使い分けて提案できる。注意点として、5S LAB自身が補助金を受け取るのではなく、補助金は顧客(中小企業)に交付される。ベンダー側は事務局登録・利益相反/不正の防止・効果報告の責任を負う。なお過去にインボイス枠で採択歴のある事業者は2026年インボイス枠の対象外(通常枠は再申請可)など、回次・履歴による制限があるため、提案前に顧客の採択歴と最新の公募要領を確認すること。
5S LABの支援内容を見る5S LAB 自身が申請するなら(設立1年未満の今)
自社: 今は難しい必須書類の『直近分の法人税の納税証明書(その1/その2)』が事実上『1期の決算・確定申告を終えていること』を要求するため、設立1年未満で1期も決算していない5S LABは原則申請できません。2026年版にも創業者向けの特別枠はなく、1期目の決算・申告を終えてから狙う制度です。
申請条件満たす要確認未充足
- 決算を1期終えている(法人税の納税証明書 その1/その2 が出せる)
- gBizIDプライムの取得
- 中小企業・小規模事業者であること
- 設立年数の最低要件はないが、必須の『法人税の納税証明書(その1/その2)』は1期の決算・確定申告を終えていないと税務署が発行できない。赤字・納税ゼロでも1期さえ終えれば発行され、申請できるようになる。
- 決算未了の設立1年未満は納税証明書を出せず、代替書類も用意されていないため原則対象外(申請不可の主因はこの納税証明書)。
- 創業枠・創業型のような新設事業者向けの特別枠は2026年版にもない。
- 回避策=1期目の決算・確定申告を終えてから申請する。決算月の早い会社なら暦上1年未満でも書類が揃うことがある。
5S LABが自社のために使える例
区分・詳細
| 枠/類型 | 概要 | 主な対象経費 |
|---|---|---|
| 通常枠 | 業務効率化・DX・AI活用のためのソフト導入を支援。導入する業務プロセス数で補助額が段階化 | ソフト購入費・クラウド利用料(最大2年分)・オプション(機能拡張/データ連携ツール/セキュリティ)・役務(導入コンサル/設定/研修/保守サポート)。ハードは対象外 |
| インボイス枠 インボイス対応類型 | インボイス対応の会計・受発注・決済ソフト導入を支援。ハードウェアも対象になる唯一の枠 | 会計/受発注/決済機能を1種以上持つソフト+PC・タブレット・プリンタ等、レジ・券売機等 |
| インボイス枠 電子取引類型 | 取引のデジタル化を進めるクラウド型受発注システム。取引先へ無償アカウント発行できる機能が要件 | クラウド型受発注システムの利用料(最大2年分) |
| セキュリティ対策推進枠 | IPA「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」掲載サービスの利用を支援 | お助け隊サービスの導入費・利用料(最大2年分) |
| 複数者連携デジタル化・AI導入枠 | 複数の中小企業が連携してデジタル化・AI導入。申請フロー・交付後手続が他枠と異なる(公募要領で要確認) | 連携してのソフト導入費等(詳細は当該枠公募要領) |
通常枠とインボイス枠は併用不可(どちらか一方)。インボイス枠内での対応類型と電子取引類型の併用は可。出典は2026年版(デジタル化・AI導入補助金)公式・中小企業庁。
| 枠/類型 | 補助額 | 補助率 |
|---|---|---|
| 通常枠(1プロセス以上) | 5万円以上150万円未満 | 1/2以内(賃上げ等要件達成で2/3以内) |
| 通常枠(4プロセス以上) | 150万円以上450万円以下 | 1/2以内(賃上げ等要件達成で2/3以内) |
| インボイス対応類型 ソフト | ~350万円 | 50万円以下分:中小3/4・小規模4/5/50万円超分:2/3 |
| インボイス対応類型 ハード(PC・タブレット・プリンタ等) | 上限10万円 | 1/2以内 |
| インボイス対応類型 ハード(レジ・券売機等) | 上限20万円 | 1/2以内 |
| インボイス枠 電子取引類型 | ~350万円 | 中小企業2/3・大企業等1/2 |
| セキュリティ対策推進枠 | 5万円~150万円 | 小規模事業者2/3以内・中小企業1/2以内 |
| 複数者連携枠 | 要確認(当該枠公募要領) | 要確認(当該枠公募要領) |
通常枠の補助率優遇(2/3)は、令和6年10月~令和7年9月に地域別最低賃金近傍(最低賃金未満で雇用)の従業員が全従業員の30%以上である等の賃上げ関連要件を満たす場合。電子取引類型の大企業・複数者連携枠の数値は本調査で公式確定値を確認しきれず要確認。締切は公募回ごとに設定(2026年版は3/30受付開始、複数回方式。回次により加点・要件が変動)。
| 区分 | 補助率 |
|---|---|
| 基本(一般の中小企業) | 1/2以内 |
| 賃上げ等要件を満たす事業者 | 2/3以内 |
通常枠の公式ページ上、小規模事業者向けの4/5等の上乗せは確認できず(4/5は主にインボイス対応類型ソフトの小規模区分)。なお補助額150万円以上の申請には別途賃上げ計画(給与支給総額の引上げ等)が要件となる。正確値は公式公募要領で確認。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる枠 | インボイス枠インボイス対応類型のみ(通常枠・電子取引類型・セキュリティ枠は対象外) |
| 対象ハード例 | PC・タブレット・プリンタ・スキャナ・複合機、POSレジ・モバイルPOSレジ・券売機 |
| 条件 | ソフトの使用に資するものに限る。ハードのみ単独申請は不可(対象ソフトと同時購入が必須)。補助率1/2、上限はPC等10万円・レジ等20万円 |
対象になる人
中小企業向け(業種別の例外あり)
- 導入するITツール/AIツールは、事務局に事前登録されたものから選ぶ
- 枠(通常/インボイス/セキュリティ対策推進/複数者連携)で上限額・補助率が異なる
- 申請には gBizIDプライムと SECURITY ACTION の宣言が必要
- 2回目以降の申請は3年間の事業計画・賃上げ計画の策定と、導入後の効果報告が必要
こんなことに使えます
- 業務システム・クラウドサービスの導入(最大2年分のクラウド利用料)
- 会計・受発注・決済・在庫などの業務ソフト
- インボイス対応の受発注・請求システム(インボイス枠はPC・レジ等のハードも対象)
- サイバーセキュリティ対策サービス(セキュリティ枠)
申請の役割分担
顧客(申請者)と 5S LAB(支援側)が、それぞれ何をするかの目安です。
顧客(申請者)がやること
- gBizIDプライムの取得(未取得なら早めに。発行に約2週間を要する)
- SECURITY ACTION(★一つ星/二つ星)の自己宣言
- みらデジ経営チェックの実施(申請の前提。回次・枠により細部が変わるため最新の公募要領で確認)
- 導入したい業務課題・目標を整理し、IT導入支援事業者(5S LAB)とITツール・導入計画を決定
- 申請ポータルで支援事業者からの招待を受け、自社の基本情報・経営情報・必要書類を入力/添付
- 支援事業者が入力した導入ツール内容・効果目標(生産性向上計画の数値)を確認
- 宣誓のうえ交付申請を最終提出(申請主体は申請者本人)
- 交付決定後にツールの契約・発注・支払を実行(交付決定前の発注・契約・支払は対象外)
- 事業実績報告に必要な証憑(契約書・納品書・請求書・支払を示す通帳/振込控等)を提出
- 補助事業終了後の効果報告(賃金・生産性等の実績)を所定期間にわたり提出
5S LAB(支援側)がやること
- 事務局へIT導入支援事業者として登録し、自社の業務最適化ソフト/AIツールをITツール登録(AI機能の有無も登録時に正しく申告)
- 顧客の課題ヒアリングと最適な申請枠・ツール構成の提案(通常枠/インボイス/セキュリティ等。採択歴による枠制限も確認)
- 申請ポータルで顧客を招待し、導入ツール情報・経費明細・生産性向上の効果目標を入力
- 交付申請書類の整合チェック・入力支援(最終提出と宣誓は申請者本人が行う)
- 交付決定後にツールの導入・初期設定・データ連携・カスタマイズ開発・操作研修を実施
- 納品・検収・請求など事業実施の証憑が要件を満たすよう整備を支援
- 事業実績報告の作成支援(導入実績の証憑取りまとめ)
- 効果報告の入力支援と、報告期間中の活用フォロー・保守サポート
補助金は申請者(顧客)に交付され、5S LABは支援事業者として手続伴走と不正防止・効果報告の責任を負う。交付決定前の契約・発注・支払は補助対象外になる点を顧客に必ず周知すること。AI機能付きとして補助対象にするには、ツール登録時の機能申告が前提となる。
申請の進め方
制度共通のおおまかな流れです(細部は制度ごとに異なります)。
- 1
対象・要件を確認
公式サイトで、自社が対象か・対象経費・締切をチェック。
- 2
gBizIDプライムを取得
国の補助金の電子申請(jGrants)に必要。発行に数日かかるため早めに。
- 3
必要書類をそろえる
決算書・見積書など。下のチェックリストを目安に準備。
- 4
事業計画・申請書を作成
「何に使い・どんな効果があるか」を分かりやすく。商工会議所等の支援も活用。
- 5
申請して審査・採択を待つ
jGrants等で提出。採択発表まで待ちます。
- 6
交付決定後に実施・報告
交付決定後に発注・支払い、実績報告を経て補助金が支払われます。
主な必要書類
代表的なものです。最新・正確な一覧は公式の公募要領をご確認ください。「誰が用意するか」の目安つき。
調査日 2026-06-21 時点の参考情報です。本データは記載の調査日時点で各制度の公開情報をもとに整理した参考情報です。募集期間・金額・要件は年度や公募回次で変わります。申請前に必ず各制度の公式サイトで最新情報をご確認ください。