AIエージェント

同じ生成AIでも「答えるチャット」と「手を動かすエージェント」は別物。違い・料金・評価を整理する

この記事の要約

Codex と Claude Code は、生成AIが自分でファイルを直しコマンドまで動かす『作業者(エージェント)』です。答えを返すチャットとは使いどころが分かれます。

  • もともとは開発者向け、事務の自動化にも通じる
  • どちらも法人プランに含まれ、席単位の月額制
  • 自動で大量に回す分は従量課金に注意

生成AIは作業まで任せられるのか

ChatGPT や Claude に聞けば、コードや手順を文章で教えてくれます。ただ、それをファイルに貼り付けて動かし、エラーを直すのは人間の仕事でした。同じ依頼を Codex や Claude Code に渡すと、何が変わるのでしょうか。

チャットとエージェントは何が違う?

やりたいことを言葉で頼む依頼する関係するファイルを自分で開いて読む現状を調べる今のコードや構成を返す把握するファイルを書き換え、コマンドを実行する手を動かす実行結果やエラーを返す(生成AIが自分で確認)結果を確かめる動く状態に仕上げて完了を報告仕上げて報告同じことをチャットで質問チャットで聞くコードや手順を文章で返す(貼り付け・実行は自分)文章で答える
あなた依頼する人
生成AICodex / Claude Code
プロジェクトファイル・ターミナル

各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

シーケンス図「同じ依頼でも「手を動かす」か「答えるだけ」か」。参加者3人、ステップ8個。 【参加者】(左から右) - あなた: 依頼する人 - 生成AI: Codex / Claude Code - プロジェクト: ファイル・ターミナル 【流れ】(上から下へ) ── ① Codex / Claude Code(エージェント型)= 生成AIが自分で手を動かす ── 1. あなた → 生成AI: やりたいことを言葉で頼む 2. 生成AI → プロジェクト: 関係するファイルを自分で開いて読む 3. プロジェクト → 生成AI: 今のコードや構成を返す(応答) 4. 生成AI → プロジェクト: ファイルを書き換え、コマンドを実行する 5. プロジェクト → 生成AI: 実行結果やエラーを返す(生成AIが自分で確認)(応答) 6. 生成AI → あなた: 動く状態に仕上げて完了を報告(応答) ── ② 通常のチャット(ChatGPT / Claude)= 答えを文章で返す(比較) ── 7. あなた → 生成AI: 同じことをチャットで質問 8. 生成AI → あなた: コードや手順を文章で返す(貼り付け・実行は自分)(応答)

違いは中身ではなく『自分で手を動かせるか』

チームで使うなら? 料金・プラン早見表

各セルをクリックすると、その意味や詳しい説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

比較表。2列 × 5行。 【列】 1. Codex(OpenAI / ChatGPT側) 2. Claude Code(Anthropic / Claude側) 【比較】(観点ごとに) ■ 法人プラン - Codex: ChatGPT Business / OpenAIの法人プラン / 標準シートにCodex込み - Claude Code: Claude Team / Anthropicの法人プラン / 全席にClaude Code込み ■ 1人あたり単価 - Codex: 月 約3,000〜3,750円 / 年払い$20 / 月払い$25(1人) / 2026年4月に$5値下げ - Claude Code: 月 約3,900円 / 約1.9万円 / Standard $25 / Premium $125(1人) / 用途で2種類 ■ 最低契約人数 - Codex: 2席(2名)から / 標準シート2つが下限 / 少人数でも始めやすい - Claude Code: 5名から / 最低5席が必要 / 少人数は要工夫 ■ 課金の考え方 - Codex: 定額+従量を併用 / 重い利用はクレジット制 / 使った分だけ追加 - Claude Code: 席ごとの定額が基本 / 自動実行は別クレジット / 2026/6/15〜従量枠 ■ 得意分野(評価) - Codex: ターミナル操作・自動化に強い / Terminal-Bench で優位 / DevOps / CI 向き - Claude Code: コード品質・設計に強い / SWE-bench で最高クラス / 読解 / リファクタ向き 【観点】 - Codex 側を見る: Codex - Claude Code 側を見る: Claude Code

チーム導入で効く5つの観点でくらべる(2026年6月時点の目安)

どの仕事を任せる? 整理マップ

気になるトピックはクリックで説明が出ます →

各トピックをクリックすると、その内容の説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

マインドマップ「どの仕事を、どちらに任せる?」。中心トピック「生成AIへの頼み方」から 3 本の枝が広がる。 【トピック】 - 生成AIへの頼み方 - チャットに頼む(答えをもらう) - 相談・アイデア出し - 文章の下書き - 書き方を教わる - エージェントに任せる(作業してもらう) - ファイルの修正・実行 - 定型のデータ処理・事務作業(自動化に通じる) - エージェントの使い分け - Claude Code(設計・読解・リファクタ) - Codex(ターミナル・CI・自動化) 【要約】 - Claude Code、Codex をまとめて「併用が現実解」

相談はチャット、実作業はエージェント。両者は役割分担

この分野は数か月で変わります

CodexとClaude Codeは競争が激しく、機能や料金プランが数か月単位で大きく変わります。このページの料金・評価は2026年6月時点の目安で、円換算は為替でも動きます。導入・契約するときは、必ずOpenAI / Anthropicの公式ページで最新を確認してください。

押さえておきたい言葉

AIエージェント
指示を受けて、自分でファイルを読み書きしたりコマンドを動かしたりして、作業を最後まで仕上げる生成AIの使い方。答えるだけでなく『働いてくれる』形です。
Codex
OpenAI のコーディング用エージェント。ChatGPT の契約に含まれ、サイドバー・ターミナル(CLI)・エディタ拡張・アプリなど色々な入口から使えます。
Claude Code
Anthropic の Claude を使うコーディング用エージェント。ターミナル(CLI)版が本家で機能が最も充実。Claude の契約に含まれます。
この用語の解説を読む
CLI(コマンドライン)
黒い画面に文字でコマンドを打って操作する方式。マウス操作のアプリより細かく制御でき、エージェント本来の姿。最も機能がそろう環境です。
サンドボックス
本番から切り離した『安全な作業部屋』。エージェントがコードを実行しても、手元の大事な環境を壊さないよう隔離する仕組みです。
従量課金(じゅうりょうかきん)
決まった月額ではなく『使った分だけ払う』課金。エージェントの自動実行を大量に回すと、ここが膨らみやすいので注意します。
ベンチマーク
生成AIの実力を共通の問題集で点数化したもの。コード品質は SWE-bench、ターミナル操作は Terminal-Bench などが有名です。

ここから先へ

この解説とつながりのあるページ

AIと組んで開発する』の歩き方 1/3 歩目次は「Claude Code