Microsoft Azure
Microsoftが提供する総合クラウド。Microsoft 365・Windows Server・社内ID基盤(Entra ID)との連携が深く、それらを使う組織が取り込みやすいのが特徴
Microsoft Azure は、会社のディレクトリ(Entra ID)がそのまま土台になる総合クラウドです。Microsoft 365 や Windows と地続きで使い始められます。
- いちばん上はテナント — 全契約枠が会社の ID を信頼する
- DB は Azure SQL など — Microsoft 系と好相性
- 手持ちの Microsoft ライセンスで費用を下げられる
Azure の土台には何がある?
Microsoft Azure は、2008 年発表の『Windows Azure』を前身に、いまは Linux やオープンソースにも広く対応する総合クラウドです。Microsoft 365 と地続きと言われる理由は、どこにあるのでしょうか。
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構成図「Microsoft Azure の組み立て(階層)」。ブロック5個、つながり4本。 【ブロック】 - テナント (Entra ID): 会社のID基盤 - 管理グループ: サブスクを束ねる - サブスクリプション: 契約・課金の枠 - リソースグループ: リソースの束 - リソース: VM / Azure SQL など 【流れ】 - 上からの階層をたどる: テナント (Entra ID) → 管理グループ → サブスクリプション → リソースグループ → リソース
VM / App Service / Functions / Container Apps を見くらべる
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比較表。4列 × 4行。 【列】 1. Virtual Machines(仮想マシン) 2. App Service(Webアプリ土台) 3. Functions(関数) 4. Container Apps(サーバレス・コンテナ) 【比較】(観点ごとに) ■ 動かすもの - Virtual Machines: 仮想マシン / OSごと - App Service: Webアプリ/API / 置けば動く土台 - Functions: 関数 / 短いコード - Container Apps: コンテナ / Dockerをそのまま ■ 自分で管理する度合い - Virtual Machines: 大 / OSも自分で - App Service: 中 / 土台はお任せ - Functions: 小 / ほぼお任せ - Container Apps: 小 / サーバレス ■ 起動とスケール - Virtual Machines: 常時起動が基本 - App Service: 常駐〜自動 - Functions: イベントで都度起動 / 使った分だけ - Container Apps: 0〜常駐を選べる ■ 向く用途 - Virtual Machines: 既存ソフト・自由度重視 - App Service: 一般的なWebアプリ - Functions: イベント処理・短い処理 - Container Apps: コンテナ化したアプリ 【観点】 - VM で見る: Virtual Machines - App Service で見る: App Service - Functions で見る: Functions - Container Apps で見る: Container Apps
改称と見えにくい費用に注意
Entra ID(旧 Azure AD)など名称の改称・製品再編が続き、過去情報と用語が食い違いやすくなっています。転送料・ディスク・ログ取り込みなど料金ページに出にくい費用もあるため、予算アラートを最初に用意しましょう。
押さえておきたい用語
- Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
- 組織のログイン基盤。Microsoft 365 と共通で、Azure 全体の土台(テナント)になる。外部ユーザー向けは External ID。2023年に改称(機能は同じ)。
- サブスクリプション
- Azure の契約と課金の枠。テナント配下で案件や環境ごとに分ける。AWS の『アカウント』に近い役割。
- App Service / Functions / Container Apps
- Webアプリを置けば動く土台/きっかけで動く関数/コンテナをそのまま動かすサーバレス、の3方式。本格的な Kubernetes には AKS もある。
- Blob Storage
- 画像・動画・バックアップなど大量のファイルを保管する Azure のオブジェクトストレージ。
- Azure Front Door
- CDN・WAF・グローバル配信を1つに集約した前段。HTTPS化や攻撃の防御をまとめて担う。
- Azure Hybrid Benefit
- 手持ちの Windows / SQL Server ライセンスを Azure で活かして費用を抑える割引の仕組み。長期の予約割引とも組み合わせられる。
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