スイムレーンの主役は、レーンをまたぐ矢印=バトンタッチです。担当ごとに工程を並べるだけで、仕事が止まる場所と自動化の候補が 1 枚の図から見えてきます。
- レーン=担当、形=工程の種類、レール=段階
- 横の矢印が多い場所ほど調整の手間が掛かる
- 繰り返しの往復は自動化の有力候補
なぜ「誰がやるか」まで図に描くのか
手順を箇条書きにしたマニュアルからは、次に誰がボールを持つのかが読み取れません。担当をまたぐ瞬間こそ、業務が止まったり抜けたりする一番の危険地帯です。新卒採用のよくある業務フローを、スイムレーンで読み解いてみましょう。
採用業務のフローを読んでみる
各工程・分岐・レーンをクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
この図をテキストで読む
業務フロー図「採用フローチャート」。レーン3本、工程22個。 【レーン(担当)】(左から右) - 経営者: 意思決定 - 人事: 選考の実務 - 応募者: 社外の登場人物 【工程】(上から下へ。担当 → 工程名) ── フェーズ: 計画 ── 1. 経営者: 人材構造分析〔開始・終了〕 2. 経営者: 採用戦略策定 3. 経営者: 人材要件確認 4. 人事: 採用計画策定 ── フェーズ: 募集 ── 5. 人事: 採用情報公開 6. 応募者: プレエントリー 7. 人事: 企業説明会 8. 応募者: 企業を理解できた?〔分岐〕 いいえ → 企業説明会 はい → 応募書類提出 ── フェーズ: 選考 ※現場メモ: 結果通知のたびに人事の工程が挟まる段階。通知メールの自動送信を検討する好機です。 ── 9. 人事: 書類選考・結果通知 10. 応募者: 応募書類提出〔書類〕 11. 応募者: 筆記試験・適性検査 12. 人事: 面接選考・結果通知 13. 応募者: 一次面接 14. 応募者: 二次面接 15. 人事: 面接選考・結果通知 16. 応募者: 最終面接 17. 経営者: 最終面接担当 ── フェーズ: 内定・入社 ── 18. 経営者: 合格者決定 19. 人事: 内定者通知 20. 応募者: 内定承諾 21. 応募者: 研修 22. 応募者: 入社〔開始・終了〕
生成AIでも描けます
この図はデータ(宣言)から自動レイアウトで描かれ、座標の指定はありません。生成UIラボで「採用業務のフロー図を描いて」と頼むと、生成AIが同じエンジンでその場に業務フロー図を組み立てます。
押さえておきたい用語
- スイムレーン
- 担当ごとに区切った縦の帯。“ボールを持ち替える単位”で区切り、レーンが 5 本を超えたら図を分割するサインです。
- フェーズ
- 複数の工程をまとめた段階(計画・募集・選考…)。図の左端のレールに出て、横の罫線が切れ目を表します。
- 端子(カプセル形)
- 業務の開始と終了を表す角丸の形。「どこで始まりどこで終わるか」を明示します。
- 条件分岐(ひし形)
- 条件によって道が分かれる地点。出る矢印に「はい/いいえ」などの条件ラベルを必ず添えます。
- 書類(波形)
- 下辺が波打った四角。履歴書や請求書など、モノとしての書類が動く工程を表します。
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