ブラウザとサーバーの往復

ページが表示されるまでの「お願い」と「お返事」

この記事の要約

Webページは、ブラウザが「このページをください」とお願いし、サーバーのお返事を組み立てた結果です。この「お願いとお返事」の 1 往復がページ表示の正体です。

  • 手紙の書き方のルール=HTTPで宛先と用件を送る
  • お返事の先頭には成否を示す番号が付く
  • 1ページの表示で往復は何度も起きている

なぜページは「往復」で表示されるのか

ふだん見ているWebページは、ブラウザ自身が中身を持っているわけではありません。開くたびに、裏側で何かがどこかへ取りに行っています。その道のりと登場人物を、動く図でたどりましょう。

ブラウザとサーバーの1往復 ── お願いとお返事

[部品(文章・画像・CSS等)の数だけ]1ページ表示するあいだ繰り返しGET /products(このページをください)リクエスト送信必要な中身を問い合わせるDBに問い合わせ保管している中身を返す中身を返す200 OK + HTML / JSON を返すレスポンス返信受け取って画面に組み立てる画面表示画像・CSSなど次の部品をお願い部品をお願いその部品を返す(200)部品を返す
ブラウザあなたの手元の画面
サーバーお願いを処理する係
データベース中身が保管された場所

各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

シーケンス図「ブラウザとサーバーの1往復(お願いとお返事)」。参加者3人、ステップ7個。 【参加者】(左から右) - ブラウザ: あなたの手元の画面 - サーバー: お願いを処理する係 - データベース: 中身が保管された場所 【流れ】(上から下へ) ── ① お願い(リクエスト)を送る ── 往路 ── 1. ブラウザ → サーバー: GET /products(このページをください) 2. サーバー → データベース: 必要な中身を問い合わせる 3. データベース → サーバー: 保管している中身を返す(応答) ── ② お返事(レスポンス)を返す ── 復路 ── 4. サーバー → ブラウザ: 200 OK + HTML / JSON を返す(応答) 5. ブラウザ(自身で処理): 受け取って画面に組み立てる (1ページ表示するあいだ繰り返し の枠) [部品(文章・画像・CSS等)の数だけ の場合] 6. ブラウザ → サーバー: 画像・CSSなど次の部品をお願い 7. サーバー → ブラウザ: その部品を返す(200)(応答)

1ページの表示の裏で、この往復が何度もくり返されています。

「404」を見たら

「404」は、サーバーが「そのお願いの宛先は無い」と返したお返事の番号です。故障ではなく、URLの打ち間違いやページの移動が原因のことがほとんど。番号を知っていると、画面のエラーが少し読み解けます。

押さえておきたい用語

HTTP
ブラウザとサーバーが会話するときの「手紙の書き方ルール」。書き方が決まっているので、どの組み合わせでも通じます。
リクエスト
ブラウザがサーバーに送る「お願い」。欲しいページと、見るだけ(GET)か送る(POST)かが書かれています。
レスポンス
サーバーが返す「お返事」。表示用のHTMLやデータ(JSON)が入り、先頭に成否を示す番号が付きます。
ステータスコード
お返事の先頭に付く番号。200は成功、404は見つからない、500はサーバー側の不具合を表します。
ステートレス
1往復ごとに完結し、前のやりとりを覚えていない性質。だから「誰からか」を毎回お願いに添えます。

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