フロントとバックエンド

見た目係とデータ係はどう分担しているのか

この記事の要約

画面を作るのは手元のフロント、判断とデータは奥のバックエンドという分担です。守りたいものを奥に置くから、安全と改善のしやすさを両立できます。

  • フロントは見た目係で、本物のデータは持たない
  • 見た目と中身を別々に改善できる — 直しても壊し合わない
  • 保管庫に触れるのはバックエンドだけ

なぜ画面と処理は別々に分かれているのか

ふだん使う業務システムは、ひとつのプログラムが全部やっているように見えます。実際は、見た目を作る係とデータを扱う係が手分けして働いています。ボタンをひと押ししたとき、裏で誰が何をしているのかをたどりましょう。

ひとつの操作を最後まで追いかける

ボタンを押す(例:受注一覧を見たい)操作する受注の一覧をください窓口へお願いお願いを取り次ぐ取り次ぐこの人に見せてよいか確認・計算大事な判断必要なデータを出して保管庫へ問い合…データを取り出して渡すデータを返す必要な形に整えて返す整えて返す結果をフロントへ渡す窓口から受け取…見やすい形に組み立てて画面に表示画面に表示
あなた画面を操作する人
フロント(見た目係)ブラウザ / あなたの手元
受付窓口(API)お願いの取り次ぎ口
バックエンド(データ係)会社のサーバーで動く
データベース本物のデータを保管

各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

シーケンス図「フロントとバックエンドの分担(お願い → お返事)」。参加者5人、ステップ9個。 【参加者】(左から右) - あなた: 画面を操作する人 - フロント(見た目係): ブラウザ / あなたの手元 - 受付窓口(API): お願いの取り次ぎ口 - バックエンド(データ係): 会社のサーバーで動く - データベース: 本物のデータを保管 【流れ】(上から下へ) ── お願いの流れ(あなた → 保管庫) ── 1. あなた → フロント(見た目係): ボタンを押す(例:受注一覧を見たい) 2. フロント(見た目係) → 受付窓口(API): 受注の一覧をください 3. 受付窓口(API) → バックエンド(データ係): お願いを取り次ぐ 4. バックエンド(データ係)(自身で処理): この人に見せてよいか確認・計算 5. バックエンド(データ係) → データベース: 必要なデータを出して ── お返事の流れ(保管庫 → あなた) ── 6. データベース → バックエンド(データ係): データを取り出して渡す(応答) 7. バックエンド(データ係) → 受付窓口(API): 必要な形に整えて返す(応答) 8. 受付窓口(API) → フロント(見た目係): 結果をフロントへ渡す(応答) 9. フロント(見た目係) → あなた: 見やすい形に組み立てて画面に表示(応答)

ひと押しの裏で、4つの係が順番にバトンをつなぎます。

大事な判断は奥で行う

「見せてよいか」「金額は正しいか」といった判断は必ずバックエンドで行います。手元のフロントは利用者が書き換えられるため、守りたいデータや判断ルールは奥のサーバーに置きます。

押さえておきたい用語

フロントエンド
あなたの手元(ブラウザ)で動き、画面の見た目と操作感を作る係。本物のデータは持たず、必要なら奥にお願いします。
バックエンド
会社のサーバーで動き、判断・計算・データの出し入れを担う係。見た目は作らず、大事なルールを守ります。
サーバー
バックエンドが動いている、会社が管理するコンピュータ。あなたの端末とは別の安全な場所にあります。
この用語の解説を読む
API(受付窓口)
フロントとバックエンドが『決められた言い方』でやり取りするための窓口。入口を絞ることで分担と安全を両立します。
データベース
本物のデータを整理して保管する場所。やり取りできるのはバックエンドだけで、フロントから直接は触れません。

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