ドメインは世界に 1 つの『名前』を期限つきで借り、DNS のレコードで『住所(IP)』に結びつけて使う仕組みです。名前と住所を分けるから、サーバが替わっても同じ名前で届きます。
- 名前は早い者勝ちの更新制 — 忘れると失効する
- 公開の正体は『この名前はこの住所』の登録
- ブラウザは裏で住所を引いてから接続している
名前を打つだけで、なぜ届くのか
Webサイトを見るとき、私たちは google.com のような『名前』を使います。でも実は、サーバは 203.0.113.10 のような番号(IPアドレス)でしか相手を見つけられません。覚えやすい名前と機械の番号は、誰がどこで結びつけているのでしょうか。
ドメインとDNSの全体の流れ
各ステップ・参加者・分岐をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。
この図をテキストで読む
シーケンス図「ドメインとDNS(取得・設定・公開・アクセス)」。参加者5人、ステップ8個。 【参加者】(左から右) - サーバ管理者: サイトを公開する人 - レジストラ: ドメイン登録の窓口 - DNS: 名前↔住所(IP)の住所録 - ユーザー: 見に来る人 / ブラウザ - Webサーバ: サイトの実体(IPを持つ) 【流れ】(上から下へ) ── ① ドメインを取得する(名前を借りる) ── 1. サーバ管理者 → レジストラ: example.com の空きを確認・申込 2. レジストラ → サーバ管理者: 登録完了(期限つきで貸与)(応答) ── ② カスタムドメインを設定(名前と住所をひもづけ) ── 3. サーバ管理者 → DNS: DNSレコードを登録 4. DNS → サーバ管理者: 世界に反映して公開(応答) ── ③ ユーザーがアクセスする(名前→住所を引く) ── 5. ユーザー → DNS: example.com の住所(IP)は? 6. DNS → ユーザー: 住所は 203.0.113.10 です(応答) 7. ユーザー → Webサーバ: そのIPのサーバへアクセス 8. Webサーバ → ユーザー: ページを返す(表示)(応答)
ドメインは『右側』が正体
example.com の本当の持ち主は、いちばん右側(.com の手前)の example です。『example.com.evil.jp』のように本物の名前を左に紛れ込ませた偽ドメインに注意。URL は右側から確かめるのが基本です。
押さえておきたい用語
- ドメイン名
- google.com や 5slab.jp のような、人が覚えやすい Web の『名前』。世界で1つだけを期限つきで借ります。
- IPアドレス
- 203.0.113.10 のような、機械がサーバを見つけるための『住所』(番号)。引っ越しで変わることがあります。
- DNS
- 名前を住所(IP)に変換する世界共有の住所録。ルート→TLD→権威サーバの階層でたどり、答えはキャッシュされます。
- レジストラ / WHOIS
- ドメイン登録を取り次ぐ窓口(お名前.com 等)。誰が登録したかは WHOIS という台帳に記録されます。
- A / CNAME レコード
- DNS に登録する対応づけ。A は名前を IP に直結、CNAME は名前を別の名前(別名)に向けます。
- 名前解決
- ドメイン名から IPアドレスを引く処理。ブラウザがサイトへアクセスする最初の一歩です。
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