AI-OCRの原理

画像から文字をどう読むのか、段階を追ってたどる

この記事の要約

AI-OCR は、画像から文字の場所を探し、形を学習済みの文字と照らし合わせて、検索・編集できるテキストに変える技術です。

  • 紛らわしい形は前後の文脈で読み分ける
  • 手入力の手間と打ち間違いを減らせる

なぜ画像から文字を読めるのか

スマホで撮った書類やスキャンした帳票を文字データに変えてくれるのが AI-OCR です。ただ、コンピュータにとって画像は色のついた点(ピクセル)の集まりにすぎません。そこからどうやって『あ』や『0』を見つけ出しているのでしょうか。

画像が文字に変わるまで(ステップ図)

ただの色の点の集まり
「ここに字がある」を四角で囲む
「この形は『あ』らしい」と判断
「98%の自信」など数値で添える
コピー・検索・転記が可能に

各ステップをクリックすると、その内容の説明がここに表示されます。

この図をテキストで読む

ステップ図「画像が文字に変わるまでの5ステップ」。5ステップ。 【手順】(順番に) 1. 画像(写真・スキャン・スクショ) — ただの色の点の集まり 2. 文字領域の検出(どこに字があるか探す) — 「ここに字がある」を四角で囲む 3. 文字の認識(形を文字に当てはめる) — 「この形は『あ』らしい」と判断 4. 確信度の付与(どれくらい自信があるか) — 「98%の自信」など数値で添える 5. テキスト(検索・編集できる文字) — コピー・検索・転記が可能に 補足: AI-OCRは『絶対正しい』ではなく『確からしさ付き』で読む 【流れ】 - 読み取りの流れ: 画像 → 文字領域の検出 → 文字の認識 → 確信度の付与 → テキスト

5つの段階を経て、画像が『確からしさ付き』の文字になる

AI-OCRは『確からしさ付き』で読む

AI-OCRの出力は100%正しいとは限らず、だからこそ確信度が添えられています。全部を人手で点検せず、自信の低い箇所だけ確認すると、手間を抑えつつ品質を保てます。画像が明るく・まっすぐ・くっきりしているほど確信度は上がります。

押さえておきたい用語

OCR
Optical Character Recognition(光学的文字認識)の略。画像の中の文字を読み取り、編集できるテキストデータに変える技術です。
文字領域の検出
画像のどこに文字があるかを先に見つけ、枠で囲む工程。背景や絵と文字を切り分ける『下ごしらえ』にあたります。
文字認識
切り出した形を、学習済みの文字と照らし合わせて『どの文字か』を当てはめる工程。前後のつながりも手がかりにします。
確信度(スコア)
読み取り結果がどれくらい確からしいかを表す数値。低い箇所だけ人が確認する、といった効率的なチェックに使えます。
多数決(アンサンブル)
複数の読み取り方法や複数回の撮影で結果を突き合わせ、いちばん多い答えを採用する手法。難しい文字の精度を上げる工夫です。

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