Cloudflare

世界中に分散したエッジ網の上で、配信(CDN)・防御(WAF/DDoS)・サーバレス実行(Workers)をまとめて提供するプラットフォーム。前段を別構成せずに済むのが強み

この記事の要約

Cloudflare は、世界中の拠点で配信・防御・サーバレス実行までまとめて担うエッジの網です。前段を別に組み立てなくても、速さと守りが一体で付いてきます。

  • リクエストは最寄りの拠点へ — どの拠点でも全機能が動く
  • Workers は起動待ちがほぼ無い軽量サーバレス
  • 料金は製品ごと従量+手厚い無料枠 — R2 は取り出し無料

Cloudflare は何が違う?

Cloudflare は 2009 年に創業し、出発点は DDoS 防御とリバースプロキシ型の CDN(配信網)でした。総合系のクラウドが部品を組み上げるのに対し、別のやり方で Web を速く安全に届けます。あなたのアクセスは、どこでさばかれているのでしょうか。

利用者
世界中
最寄りのエッジ拠点
CDN / WAF / DDoS / DNS
Workers
サーバレス実行
ストレージ部品
R2 / D1 / KV / Durable Objects

各ブロックや矢印をクリックすると、その仕組みの説明がここに表示されます。

受けるのは常に最寄りの拠点 — 配信・防御・実行が 1 か所で済む

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構成図「Cloudflare の流れ(エッジ網の上で完結)」。ブロック4個、つながり3本。 枠: Cloudflare(世界中のエッジ網)(ブロック3個)。 【ブロック】 - 利用者: 世界中 - 最寄りのエッジ拠点: CDN / WAF / DDoS / DNS - Workers: サーバレス実行 - ストレージ部品: R2 / D1 / KV / Durable Objects 【流れ】 - リクエストの流れ: 利用者 → 最寄りのエッジ拠点 → Workers → ストレージ部品

R2 / D1 / KV / Durable Objects を見くらべる

観点
R2
ファイル保管
D1
SQL DB
KV
キー値
Durable Objects
状態保持
種類
オブジェクト(ファイル)
S3互換
SQL(SQLite系)
キー値ストア
状態保持・協調
特徴
取り出し(egress)無料
1DBに上限あり
横に多数並べる前提
読み取り高速・結果整合
書き込み多用は割高
強い一貫性
向く用途
画像・動画・バックアップ
テナント別の小さなDB
設定・キャッシュ
チャット室・カウンタ等

各セルをクリックすると、その意味や詳しい説明がここに表示されます。

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比較表。4列 × 3行。 【列】 1. R2(ファイル保管) 2. D1(SQL DB) 3. KV(キー値) 4. Durable Objects(状態保持) 【比較】(観点ごとに) ■ 種類 - R2: オブジェクト(ファイル) / S3互換 - D1: SQL(SQLite系) - KV: キー値ストア - Durable Objects: 状態保持・協調 ■ 特徴 - R2: 取り出し(egress)無料 - D1: 1DBに上限あり / 横に多数並べる前提 - KV: 読み取り高速・結果整合 / 書き込み多用は割高 - Durable Objects: 強い一貫性 ■ 向く用途 - R2: 画像・動画・バックアップ - D1: テナント別の小さなDB - KV: 設定・キャッシュ - Durable Objects: チャット室・カウンタ等 【観点】 - R2 で見る: R2 - D1 で見る: D1 - KV で見る: KV - Durable Objects で見る: Durable Objects

用途別の専用部品を組み合わせます。

Workers の得手不得手

Workers は軽量ゆえメモリや CPU 時間に上限があり、長時間バッチや重い処理には向きません(その場合は Containers を併用)。独自部品の作法に合わせる設計になるため、従来型の大規模DBは外部サービスとの併用が前提になる場面もあります。

押さえておきたい用語

エッジ(edge)
利用者の近くに分散して置かれたデータセンター群。近くで処理するほど応答が速くなる。
リバースプロキシ
利用者と元のサーバの間に立つ中継役。間で高速化や防御を行い、元のサーバを直接さらさない。
Workers
コンテナを起動しない軽量なサーバレス実行基盤。最寄りの拠点でコードが動き、起動の待ち時間がほぼ無い。
R2 / D1 / KV / Durable Objects
用途別ストレージ。R2はファイル(取り出し無料)、D1はSQL、KVはキー値、Durable Objectsは状態保持。
Cloudflare Access
アプリの前段(エッジ)で全リクエストを認証する仕組み。外部のID基盤(Entra ID・Okta など)と連携し、アプリを変えずにログインを掛けられる。
egress(取り出し)無料
保存データを外へ取り出す転送料が R2 ではかからないこと。配信の多い用途で費用を抑えられる。

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